第2回 大豆の苦味はどこから来るのか

大豆に感じられる苦味や渋みの背景を、成分・皮・アクの視点から整理する。

成分としての苦味

大豆にわずかに感じられる苦味は、特定の調味料のように強いものではないが、後味として残ることがある。その一因とされるのが、サポニンやイソフラボンなどの微量成分である。これらは本来、大豆が持つ構成要素の一部であり、健康機能と関連づけられることもあるが、味覚としては苦味や渋みとして知覚されやすい。量は多くなくても、香りや口中の乾きと重なることで、苦味が強調されることがあると考えられる。

皮とアクの影響

大豆の外皮には色素やポリフェノール類が含まれており、加熱や浸水の過程で水中に溶け出すことがある。これがいわゆる「アク」と呼ばれるものの一部で、適切に取り除かれない場合、風味に影響を与えることがある。また、皮の存在そのものも口当たりに影響し、わずかな渋みを感じさせる要因となり得る。苦味は単一の成分によるものではなく、成分・構造・調理工程が重なり合うことで知覚される現象と捉えることができる。

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