第14回 食物繊維量で見る大豆の位置づけ

大豆は食物繊維を多く含む食品とされる。その量的特徴と、他の食品との位置関係を整理する。

含有量の特徴

乾燥大豆には比較的多くの食物繊維が含まれている。穀類の精白米や小麦粉と比べると、その含有量は高い水準にある。これは大豆が種子であり、外皮や細胞壁構造をそのまま保持しているためである。たんぱく質や脂質と同時に食物繊維を含む点が、大豆の構成上の特徴といえる。単に繊維が多いというより、主要栄養素と繊維が同時に存在する点に注目することが重要である。

食品群の中で

野菜や海藻にも食物繊維は多く含まれるが、大豆はそれらとは異なる位置にある。主菜に近い役割を担いながら、同時に繊維を供給する構造を持つからである。穀類中心の食事に大豆製品が加わることで、食物繊維の量と質の両面が補われてきたと考えられる。大豆の食物繊維は、単体で突出するというより、他の栄養素と重なり合う形で存在している点に特徴がある。

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