第21回 明治維新と大豆

社会が大きく変わるとき、豆の位置も揺れただろうか。

変わる食卓

明治維新以後、日本の社会は急速に姿を変えていった。西洋の文化や制度が導入され、食生活にも変化が見られるようになる。肉食が奨励され、牛鍋が流行したという話はよく知られている。その中で、大豆の存在はどうだったのだろうか。急激な変化のただ中にあっても、味噌や醤油、豆腐は消えなかったと考えられている。新しいものが加わりながら、古くからの食品もまた並んでいた。

産業としての豆

明治期には、農業の近代化も進められた。作物の流通や輸出入の体制が整えられる中で、大豆は国内消費だけでなく、原料としての価値も見出されていったとされる。社会の仕組みが変わっても、畑に豆は植えられ続けた。明治という転換点は、大豆を押し出したのではなく、むしろ新しい時代の中に組み込んでいったのかもしれない。

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