栄養があるから食べる。それだけでは、私たちの目指すパンではありません。
毎日の食べものだからこそ、まず、おいしいこと。
大豆が持つコクとうまみを生かしながら、しっとり、ふんわり、もちもちとしたパンへ。
素材へのこだわりも、製法の工夫も、ひとつひとつ手づくりすることも、すべては食べたときの「おいしい」のためにあります。
大豆のコクとうまみ
そのままでも組み合わせても。大豆だから、おいしい。
卯の花パンが大切にしているのは、大豆を使っていることだけではありません。
大豆そのものが持つ、やさしい甘み、コク、うまみ。まずは、そのおいしさをパンとしてしっかり味わえること。
そして、大豆のおいしさは、ほかの食材と出会ったときにも広がります。あんこの甘み。カスタードのまろやかさ。おかずの塩気。大豆のやさしいコクとうまみが、それぞれの味を受け止めながら、食材のおいしさを引き立てます。
だから、何も入れない丸パンでは大豆そのもののおいしさを。具材を包んだパンでは、大豆と食材が重なって生まれるおいしさを。
「大豆なのにおいしい」ではなく、
「大豆だから、おいしい。」
それが、卯の花パンがつくりたい大豆パンです。
しっとり・ふんわり・もちもち
大豆にこだわる。でも、おいしさにはもっとこだわる。
大豆を使ったパンは、小麦を主体としたパンと比べて食感調整が繊細。大豆ならではの食べ応えをもちつつ、食べやすくておいしい食感を実現する。この難題が開発初期から高いハードルでした。
そこで卯の花パンが目指したのは、大豆のイメージとは少し意外な、「ふわもち」の食感。ふんわりとした食感をつくるために小麦の力を借り、もちもちとした食感のためにもち米粉を使う。さらに、素材の配合から仕込み、発酵、焼成まで工夫を重ねることで、大豆をたっぷり使いながらも「しっとり、ふんわり、もちもち」とした食感をつくり上げてきました。
私たちは大豆にこだわります。
でも、「大豆だけ」でつくることにはこだわりません。私たちがつくりたいのは、「大豆だけのパン」ではなく、「おいしい大豆パン」だからです。
大豆をたっぷり使うことも、おいしいパンであることも、どちらも大切にする。それが、卯の花パンが考える「ふわもち」の大豆パンです。
ひとつひとつ手づくり
手でつくりながら、大豆を知ってきた。
卯の花パンは、小さなパン工房です。仕込みから成形、発酵、焼き上げまで、ほぼ全ての工程を人の手で行っています。
正直、手間はかかります。しかし、大豆パンという、まだ正解のないパンづくりに挑戦する私たちにとって、そのことは大豆を知る貴重な体験の積み重ね。そう考えています。
大豆をたっぷり使った生地は、小麦を主体としたパンとは少し違った表情を見せます。生地のやわらかさ。手に触れた感触。発酵するときの膨らみ方。焼き上がるときの変化。パンづくりの基本を大切にしながら、目で見て、手で触れて、ときには失敗し、その違いをひとつずつ確かめる。そして、失敗も、失敗を乗り越えた喜びも、年輪のように積み重ねる。それが経験となり、財産となり、少しずつ「卯の花パンのつくり方」を形作ってきています。
ひとつひとつ手でつくる。
そして、ひとつひとつ大豆を知っていく。
小さな工房だからこそできた試行錯誤も、今の卯の花パンをつくっている大切なもののひとつです。
鮮度が大切
大豆パンだから、鮮度もおいしさのひとつ。
豆腐、納豆、豆乳。身近な大豆食品を思い浮かべてみると、冷蔵で売られているものがたくさんあります。
大豆や豆乳をたっぷり使う卯の花パンも、鮮度との付き合い方が大切なパン。だから私たちは、パンを焼くところまでがパンづくりではないと考えています。
焼き上がったパンをどう保存するか。
どんな状態でお届けするか。
そして、いつ食べていただくか。
そこまで考えて、ひとつの大豆パンです。
現在のオンラインショップでは、製造日に合わせてご予約いただいたパンを焼き上げ、その日のうちに冷蔵便で発送しています。
でも、私たちの理想は、焼き上がった大豆パンを、その日のうちに食べていただくこと。そのために、もっと近くでつくり、もっと早く届けるしくみを構築していく。
大豆パンは普通のパンとは違う繊細な部分があることを否めません。むしろ、その特徴と向き合うことで、大豆パンとしてのつくり方や届け方に進化すると私たちは考えています。
それも、卯の花パンが目指している「おいしさ」のひとつです。
レンチン&冷やして
温めても、冷やしても。大豆パンはおもしろい。
パンは焼き立てがおいしい。もちろん、卯の花パンも焼き立てのおいしさを大切にしています。でも、大豆をたっぷり使ったパンと向き合っているうちに、私たちはもうひとつのおもしろさに気づきました。
それは、温度によって違った表情を楽しめること。
冷蔵した大豆パンを電子レンジで温めると、生地はふんわり、もちもち。やわらかな食感が戻り、まるで焼き立てのような大豆パンのおいしさを楽しめます。
反対に、冷たいまま楽しむのも卯の花パンならでは。しっとりした生地は、冷たいクリームや具材とも好相性。クリームチーズや生クリームを使ったサンドなど、冷やして食べるからこそ楽しめる大豆パンにも広がっていきます。
温めて、ふわもち。
冷やして、しっとりもちもち。
どちらが正解ということではありません。
大豆パンだからできる、普通のパンとは少し違った楽しみ方。その日の気分や合わせる食材に合わせて、自分の好きな食べ方を見つけてみてください。